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人間と呼ばれている生物を操縦して地球を旅行中。自分自身の為の備忘録。

神へ帰る 第28章 358p~362p

神へ帰る (サンマーク文庫) (日本語) 文庫 – 2012/3/9
ニール・ドナルド・ウォルシュ (著), 吉田利子 (翻訳)


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神へ帰る 第28章 358p~362p


死においては、
あなたの個々のアイデンティティはすべて脱ぎ捨てられ、
ついにあなたがたの間の分離が終了する。



さあ、合体の瞬間が目前だ。この瞬間の力強さと驚異は表現を越えている。
そこから来る情報と知識は意識のレベルでは把握しきれない。
想像するのも超意識のレベルでしかできないのだから、まして理解できるはずがない。
合体の直前、魂は「光」の前を浮遊し、エッセンスの輝きを浴びる。
この段階を猛スピードで通過するうちに、恐れも不安も心細さもすべてきれいに消えうせる。いまやエッセンスから純粋な愛が輝きだし、その前にある魂は、覆われるとしか形容しようのない感覚に包まれる。
ホットケーキが温かなシロップに覆われる。あるいはアイスクリームが温かなチョコレートソースに包まれるところを想像してごらん。到着したばかりの魂には甘い温かな流れに感じられる。優しい温かみが魂をすっぽりと覆う。
この暖かさとともに物理的な言葉では一語で表しようのない感覚がやってくる。
それは完璧に、余すところなく見られている感覚だ。
もはや何も隠されてはいないし、何も見過ごされたり見落とされたりせず、気づかれずに終わるものも何もない。魂は自らについて「善」や「悪」と思うことはすべてさらけだされ、しかも驚くべきことにその全部が、「悪」も「善」も、ゆっくりと「光」のなかに吸収されていく。「ありのままで受け入れられた」という感じだ。エネルギーの浸透作用のようなものを通じて、ごく小さな恥もプライドも、すべてが溶け出してしまい、もう魂のなかには何も残らず、何もかもなくなった、あるのは「開放」だけ、という経験をする。
かつては恥とプライドが共存していたこの「開かれた場」に新しい感覚が注ぎ込まれる。
最初は魂の外側が覆われたと感じたが、今度は魂の内側が満たされたと感じる。この感覚もやはり、言葉では適切に定義することも、正確に表現する事もできない。ひとつには、この感覚が余りにも壮大だからだ。一千もの感覚が寄せ集められたとでも言うべき巨大なひとつの感覚が、ゆっくりと魂を満たす。
まったく不十分だが、なんとか言葉にしようとすれば、温かく包まれ、深く慰められ、大切に慈しまれ、心底から評価され、真に貴ばれ、優しくはぐくまれ、底まで理解され、完全に赦され、まるごと抱きとられ、長く待ち望まれ、明るく歓迎され、全面的に称えられ、喜びの内に寿(ことほ)がれ、絶対的に守られ、瞬時に完成され、無条件に愛されている。これらがひとつになったものと言おうか。
個として感覚をすべて投げ捨てた魂はほんのわずかな逡巡も後悔もなしに、「光」のなかへ入っていく。そこであるすばらしいものに浸り、すべての欲求を失って、それ以外の何かを知りたいとすら思わなくなり、息をのむほどの栄光と終わりのない荘厳さ、比類なく美しい完成のなかに溶け込んでいく。
さあ、あなたはこの光と合体して、自らが解体したと感じる。この「溶解」があなたのアイデンティティの変容を完成させる。
あなたはもはや、どんな方法でもどんなレベルでも、物理的な生涯において「自己」と呼んでいた個々の存在のいかなる側面にも自分を同一化することはない。
「あの世」のこの性質は、じつは死の第一段階から始まっている。だから、死の直後に自分が選択した経験を(自分自身の地獄を含めて)痛みも苦しみもなしにすべて経験する事が可能になる。
それはあなたが「自分の存在の核心」に入ったとき、ほんの一瞬だけふたたび重要になる。あなたが光に包まれたとき、ここで起こるのはあなたと魂との合体だ。あなたをついに自分が身体でも精神でもなく、それどころか霊(スピリット)だけでもなくて、その三つのすべてであると知る。それが死のプロセス全体の意味だ。
前に、「死」はあなたのアイデンティティを再確立するプロセスだ、と言ったことを思い出してごらん。
死のプロセスの第一段階で、あなたは身体から解き放たれ、身体やその外見への自分の同一化という(それまで残っているかもしれない)考え方もなくなる。
死のプロセスの第二段階で、あなたは精神から解き放たれ、精神とその中身の自分の同一化という(それまで残っているかもしれない)考え方もなくなる。
死のプロセスの第三段階で、あなたは魂から解き放たれ、魂とその個別性の自分の同一化という(それまで残っているかもしれない)考え方もなくなる。
この「自己との全面的な溶け合い」のなかで、あなたは「知ること」と「経験すること」がひとつである場に、そして自分は身体でも精神でも魂でもないことを知って経験する場に達する。
あなたはそれらより、遥かに大きい何者かだ。
あなたはそのすべてを満たすエネルギーの総和なのだ。
死において、あなたの個々のアイデンティティはすべて脱ぎ捨てられて、「あなたの」「あなたからの」「分離」はついに終わる。


ニール 
こんな事を言ってもいいですか? あなたは、わたしがそこで迎えてくれる神との出会いを経験する、とおっしゃるんだと思っていましたよ。



そのとおりのことを話してきたではないか。
だけどあなたはいま…。
 あなたはまだ、「あなた」が神と分離しているという前提で考えているようだが、わたしは、くり返し、もうそうではない、と言っているんだよ。
物理的な人生を過ごしているいまは信じられないかもしれないが、「合体の瞬間」にはもう一抹の疑いも残らないだろうね。


ニール
すごいなあ、すばらしいじゃないですか!その瞬間が待ちきれませんよ!



待つ必要はないさ。

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