中高年応援チャンネル 57歳 地球旅行 日記

人間と呼ばれている生物を操縦して地球を旅行中。自分自身の為の備忘録。

Teru Sun インド系ブロガー

アマゾンで本のレビューを読んでいて文章力、審美眼のある人がいたので紹介
Teru Sun(てるすん? てるさん?)照る太陽?
名前の読み方が分からん(笑)


ヒマラヤ聖者とともに 偉大な霊性の師と過ごした日々(超☆どきどき) (超☆どきどき 18) | スワミ・ラーマ, 伍原 みかる |本 | 通販 | Amazon
この本は読んだ事はないし、買う予定もないがこの本のレビューを読んでいて
久々に文章力、センスを感じる人を発見して、その人のブログも面白かった。
私が感動したTeru Sunさんのこの本のレビュー文章を転載


Teru Sun
5つ星のうち5.0 よくできたインドの奇跡譚・聖者紹介本
2012年9月16日
スワミ・ラーマによって書かれた「聖者を訪ね歩いた自叙伝」なので興味本位で購入しました。筆者がスワミ・ラーマの名を初めて目にしたのは、インドの著名な僧プンジャジの教えが書かれた『覚醒の炎 プンジャジの教え』でした。その中ではラーマが西洋の科学者らの脳波測定(瞑想実験)に協力していた話しが書かれてありラーマ自身が精神集中の熟練者だというイメージを持ったものです。瞑想はスポーツと同じである程度の期間練習を行えば誰もが同じように上達するといわれていますから、ラーマはかなりの熟練者なのでしょう。


さて本書はインドの聖者らやスピリチュアルな教えの王道についてラーマ自身が“ かなり綿密に調べて ”書いた内容だと思います。実際の神話・創作含めラーマが実際に見聞きした体験したかどうかは知るすべがありませんが「硬派なスピリチュアル本50冊分くらいを1冊にまとめたアドバイス集」のような印象になっています。


ですが率直に言って本書に著述された話しは「奇跡譚」の連続で“全てを鵜呑みのまま信用することはできません” でした。例えば「ラーマは雨宿りで洞穴で一晩過ごした。しかし、その洞穴は虎の棲家だった。そしてそこには仔虎がおり、ラーマはその仔虎に母虎と間違われた。外に出ようとしたら母虎に遭遇して襲われる事なく過ごした」。筆者は動物の生態を知る事が好きでムツゴロウさんの番組などを観ていた世代ですが、ムツゴロウさんでも猛獣にじゃれつかれて死ぬ想いをした事などを映像を観て知っています。野生動物、それも仔虎を守ろうとする母虎は狂暴になりますからラーマの話しは創り話ではないかと疑いながら読みました。


本書を読み終えた後、スワミ・ラーマを詳しく知りたいと思いウェブで調べていると、ラーマが教団内で様々なスキャンダルを起こして訴訟を起こされて賠償金180万ドルの判決が下されていた事を知り、少々残念に思いました。例えば「女性信者への過去世の縁をほのめかした性的強制」「性的暴行」「僧侶でありながらインドに妻子を持ちアメリカ女性信者に隠し子の存在」等。絶対権力を持ったグル(導師)が起こしてしまう典型的な堕落例(オウム真理教の麻原が思い浮かぶ)です。


「ラーマは『聖者』だったのか」
というウェブサイトが大変貴重な情報をまとめています。


実に硬派なスピリチュアルな内容が書かれているだけに「実際の姿」とラーマ自らが創り上げた「虚構の姿」の2つの顔を対比して見ることができて大変に参考になりました。「スピリチュアル本に書かれたことが全て真実ではない」というインド聖者好き読者の教訓にもなると思います。


筆者が知る話しで書かれているものではありませんが、インドの覚者といわれているクリシュナムルティにも愛人がいた話しがあります。またバグワン・ラジニーシ(和尚:OSHO)にも数えきれない程の訴訟が存在します。そのような事からみて〈聖人君子の霊性の師〉を見つけることがいかに難しいかを改めて身につまされる思いがします。筆者が知る霊性の師で安心して勧められるのはダライ・ラマ14世『ダライ・ラマ自伝』とダスカロス『ストロヴォロスの賢者』くらいです。


本書で紹介されているラマナ・マハルシ(or マハリシ)『あるがままに ラマナ・マハルシの教え』,オーロビンド・ゴーシュ『抄訳 神の生命 霊的進化の哲学』らにはスキャンダルはありません。ラーマが本書内で紹介した聖者やヨガ行者の紹介本として読むこともできます。



★私が尊敬しているラマナ・マハルシ、ダスカロス(スティリアノス・アテシュリス)をTeru Sunさんも高く評価しているし、
今年、Teru Sunさんが恋人と別れてブログ更新が止まったとか人間的な部分も正直にブログに書いている事も好感が持てる(笑)
プロフィールに年齢を書いてはいないが、読んで来た本と推薦本が共感できるので
40~60歳だと思う。
私とTeru Sunさんの違いがあるとすれば、ほとんど差異は無いかもしれないが
私は悪人がいても憎まない。
悪人に騙されそうな人がいても止めない場合がある。
私は失敗体験から学ぶことも重要だと思う。
その失敗、殺される、自殺という選択をしたとしても、その悲劇さえも、
その魂の永遠の学びの一つだと思う。
神の意図、台本、シナリオを感じてしまうのです。


Teru Sun
CGデザイナー | 神奈川県


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