再現動画:NASA火星探査車2021年2月19日に火星に着陸
★動画
打上げ日時 2020年7月30日午前7時50分(アメリカ東部夏時間)
軟着陸日 2021年2月18日 (予定)
パーサヴィアランス (探査機)
★火星探査車からヘリコプターが探査に出る動画
パーサヴィアランスが残すタイムカプセル
パーサヴィアランスにはまた、「サンプル・キャッシング・システム」と呼ばれる、将来の火星探査のためのタイムカプセルのような装置も搭載されている。
パーサヴィアランスはまず、火星の岩石や塵を収集し、それをチューブ状の容器に入れ、火星の地表に置く。そして、将来的にNASAと欧州宇宙機関(ESA)が共同で実施するミッションで回収し、地球に持ち帰るという計画である。
現時点の検討では、NASAが火星から帰還するためのロケットを、ESAがカプセルを回収する探査車を開発し、2026年7月に打ち上げ、2028年8月に火星に着陸。そしてESAの探査車で、パーサヴィアランスが残したチューブを回収し、カプセルに詰め、NASAの帰還用ロケットへ受け渡す。
これと並行して、2026年10月に、ESAが開発した帰還用の宇宙機を打ち上げ、2028年に火星周回軌道に投入する。
そして、2029年の春に、カプセルを積んだロケットを打ち上げ、火星の周回軌道に入れ、先に待機していた帰還用の宇宙機で回収。火星を離脱し、2031年に地球へと帰還する――というシナリオとなっている。
2020.08.24
今年7月末に打ち上げられた3機の火星探査機 (アラブ首長国連邦(UAE)のMars HOPE、中国の「天問1号」(Tianwen 1) 、米国のマーズ2020(Mars 2020))は、順調に火星へ向かっています。いずれの探査機も2021年2月に到着予定で、マーズ2020の火星探査車パーサヴィアランス(Perseverance)は2月18日頃に火星への着陸を予定しています。